2026/02/19 14:10

■ 葉面散布は、分子サイズの世界です。

アミノ酸資材について書くと、よく聞かれます。

「葉面散布って、本当に意味あるんですか?」

結論から言えば、
意味はあります。

ただし——

何でも入るわけではありません。


■ 葉の表面には“バリア”がある

葉の表面にはクチクラという層があります。
ワックス状の脂質でできた、いわば防水コーティングです。

植物は、水分の蒸散や病原菌の侵入を防ぐために、
自らバリアを持っています。

つまり、

葉面散布とは、このバリアを越える行為です。


■ 通りやすい分子、通りにくい分子

葉面から透過しやすい物質には特徴があります。

・低分子
・水溶性
・シンプルな構造

逆に、分子が大きいほど透過効率は下がります。

ここで重要になるのが、

タンパク質は、そのままでは大きすぎる
という事実です。


■ 分解方法が葉面適性を左右する

アミノ酸資材は、すべてタンパク質由来です。
違いは、どこまで分解されているか。

・分解が不十分 → 有機窒素に近い
・極端に分解 → 遊離アミノ酸中心
・適度な分解 → アミノ酸+短鎖ペプチド

つまり、

分解方法=分子サイズ設計

と言えます。


■ アグリスケットの設計

アグリスケットは、
ホタテのウロ・内臓という動物性タンパク質を原料に、

高圧熱水処理で分解しています。

高温・高圧の水だけで、
タンパク質を小さくしていく技術です。

強い酸に依存せず、
微生物発酵にも頼らない。

その結果、

低分子アミノ酸と短鎖ペプチドを含む構成

になります。


■ なぜ葉面散布と相性がいいのか

分子が小さく整っているほど、
葉のバリアを越える可能性は高まります。

葉面散布は
成分量の勝負ではありません。

通過効率の勝負です。

分子サイズが揃っているからこそ、
葉面散布という施用方法が合理的になります。


■ 葉だけではありません

低分子アミノ酸は、
葉面散布との相性が良い。

しかしそれだけではありません。

土壌中では

・微生物のエネルギー源
・窒素循環の補助
・根圏代謝のサポート

としても働きます。

大量の有機物で土壌を変える資材ではなく、
代謝を動かす分子として作用する。

葉でも、土でも。
設計思想は同じです。


■ 量ではなく、形

市場では

「アミノ酸含有○%」

という表示が目立ちます。

しかし本当に大切なのは、

どれだけ使いやすい形になっているか。

大きいままでは、有機窒素に近づく。
小さく整っているからこそ、代謝に接続しやすい。

葉面散布は、その違いが現れやすい施用方法です。


■ まとめ

葉面散布は、気休めではありません。
ただし、すべての資材が同じ条件ではありません。

分子サイズ。
分解方法。
設計思想。

その違いが、
葉面散布という場面で表れます。 まずはお試し1L アグリスケット