2026/02/04 17:00

イチゴの糖度は、
「糖をどれだけ作れるか」よりも
**「作った糖をどれだけ余らせて、果実に回せるか」**で決まります。

多くの栽培では、
葉で作られた糖のかなりの部分が
👉 生育維持やストレス対応に使われ、
果実に十分回りきっていません。


ポイント①

植物は本来、アミノ酸を作るのにエネルギーを使っている

通常、イチゴは
硝酸態窒素やアンモニア態窒素を吸収したあと、
それを自分の力でアミノ酸に作り変えています

この変換には
✔ ATP(エネルギー)
✔ 光合成で作った糖
が大量に必要です。

つまり――
甘くなるはずの糖が、体を維持するために消費されている
という状態が起きています。


ポイント②

アグリスケットは「作る工程」を省略させる

アグリスケットに含まれるアミノ酸は、
すでに植物が利用しやすい低分子状態です。

そのため植物は

  • 窒素をアミノ酸に作り替える必要がほぼなく

  • 余計なエネルギーを使わずに済みます

結果として、
👉 糖を消費する量が減り
👉 糖が余りやすくなる

この「余った糖」が、果実へ回ります。


ポイント③

光合成量が増えたのではなく「効率」が変わる

アグリスケットを使うと
光の量や肥料を増やしたわけではないのに
糖度が上がるケースがあります。

これは
光合成の“総量”が増えたのではなく、
使い道が変わった
ためです。

  • 作った糖をすぐ使わなくていい

  • 生育維持のコストが下がる

👉 同じ光・同じ環境でも
果実に回せる糖の割合が増える


ポイント④

果実側が「糖を溜めやすい状態」になる

糖度は
「糖の量 ÷ 果実の水分量」

アグリスケット使用時は

  • 細胞の無駄な分裂が抑えられ

  • 果実肥大が安定し

  • 糖が薄まりにくくなります

その結果、
サイズは同じでも糖度が上がる
という現象が起きます。


ポイント⑤

だから「甘いだけでなく、味がきれい」

単に糖を増やす資材の場合、

  • エグ味

  • 追熟臭

  • 味の重さ

が出ることがあります。

一方アグリスケットは
糖と酸のバランスが自然に整うため、

「数字以上に甘く感じる」
「後味が軽い」

と評価されやすくなります。


まとめ

アグリスケットは、糖を足す資材ではありません。

イチゴが
✔ 糖を作り
✔ 使わずに済ませ
✔ 果実に回せる

“代謝の余力”を作る資材です。

その結果として、
後半でも糖度が落ちにくく、
成り疲れでも味が崩れにくい
イチゴ栽培につながります。