よくある質問

これらの作用がアグリスケットの植物活性化効果の最大の秘密です。

活性剤と肥料の違いはなんですか?
肥料には植物の生長に必要なNPK(窒素,燐酸,カリウム)などの主要成分が公定規格(国が定める基準)になるように配合されております。活性化剤には肥料の主要成分が含まれているものもありますが、必ずしも公定規格を満たすものではなく、植物の活性を高める機能成分(アミノ酸や微量元素[マグネシウム,鉄,カルシウムなど])がバランスよく配合されているものを指します。
活性化剤に含まれるこれらの機能成分が、植物の生理作用を活性化して肥料主要成分の吸収を促したり、耐病害性の強化など健全化をもたらします。
アグリスケットは他の活性剤となにが違いますか?
一般的な活性化剤(活性剤とも言われます)は、植物由来の原料を微生物の力で発酵させるなどしてから抽出されたエキスであると言えます。アグリスケットは、魚介類由来の動物性蛋白質を原料とし化学薬品などを使用せず、高圧熱水処理で抽出したエキスです。このエキスは、遊離アミノ酸や有機酸、機能性ペプチドなどを豊富に含む新しいタイプの活性化剤です。
遊離アミノ酸とはなんですか?
アミノ酸は蛋白(タンパク)質の構成要素となる化合物です。蛋白質はあらゆる生物の体組織や遺伝子、酵素、ホルモンなど生物の働きに重要な役割を持つ物質群をも形作っており、20種類のアミノ酸が数百から数百万集まって結合した立体構造を持つ巨大高分子です。
植物は、自らアミノ酸を合成する能力を持っており、そのアミノ酸を組み合わせて蛋白質を作り生長しますが、動物には、その能力が備わっていないため、まず蛋白質を摂取した後、これを消化してアミノ酸に分解し、改めて、それらを組み合わせて、必要な蛋白質を作ります。
つまり、遊離アミノ酸は、蛋白質をいろいろなやり方で分解し遊離状態にされたアミノ酸で、生物の身体を作る基になる化合物です。
植物は、直接、葉面などから吸収できれば自分で合成するためのエネルギーや素材を節約できますので、生長に有利なことが理解できると思います。
機能性ペプチドとはなんですか?
ペプチドとは、蛋白質の分解過程や合成過程で生成するアミノ酸が2~50個程度つながった状態の化合物です。蛋白質よりは当然消化されやすいため、人や動物が摂取すると、体内で容易にアミノ酸に分解され吸収されます。まだ、体内に蛋白質を分解する酵素などを持たない乳児にとっては、貴重な栄養素になります。同様に植物も摂取すると、植物体内でアミノ酸に分解され、生長に必要なエネルギーを節約できます。
それ以外にも、蛋白質のような立体構造はもっていませんが、様々な生理活性を持つ化合物群であり、例えば、植物の病害耐性を発現させる遺伝子を刺激し、病気から身を守らせるなどの効果をもたらします。
どのくらい使用できますか?
アグリスケットは4商品タイプ(100cc、500cc、1リットル、10リットル)がございます。
原液を水で500倍または1000倍に希釈したときの商品別の使用回数(目安)を用意しておりますのでご覧下さい。
希釈した液の使用(散布)回数は、季節や環境、対象とする植物や使用目的によって変わりますので、基本的には使用者の経験が尊重されるべきで一概には言えませんが、一つの目安として、例えば、馬鈴薯、胡瓜、サヤエンドウなどの場合には、1坪当たり2リットルの割合で7~10日に1回の頻度の葉面撒布で明らかな効果が出ております。