アグリスケット栽培実施例 > 葉玉ねぎの栽培実施例

1.試験方法

  1. 試験農園の2区画(比較対照区,試験区)の畝を作成した。
  2. 区画毎の畝(畝高さ:約20cm,株間:約20cmの間隔)に、量販店で市販されていた苗を8本ずつ定植した。
  3. 定植後、比較対照区には水道水を、試験区にはアグリスケット 500倍希釈液を、各区画に1L散布した。
    また、栽培期間中は1週間に1回の間隔で、各区画間に散布し、散布方法はジョウロで株元に直接散布と、噴霧器を用いて葉面散布を併用した。
  4. 草丈が約15㎝ほどになったら株元に土寄せし、倒伏防止をした。
  5. 試験期間は4/5~8/5の栽培期間で、生育後の株を採取し観察を行った。
  6. 試験期間中に、適時防虫防除(害虫駆除薬剤、殺菌薬剤など)を行った。
    ただし、予防として市販木酢液を250倍に希釈し散布を2週間に1回行った。

2.試験結果

栽培試験後の収穫状況について

  1. 1. 比較対照区(水道水散布区)

    全体

    玉ならびに根の状態

  2. 2. 試験区(アグリスケット500倍希釈液散布区)

    全体

    サヤの状態

  3. 対比比較観察の詳細について

    全体

    玉の部分拡大観察

  4. 玉の部分の大きさ比較

    対照区

    試験区

考察

葉玉ねぎの栽培試験を各区画の条件において、実施した結果を下記に記載する。

◯生育状況について

比較対照区(水道水散布区)ならびに試験区(アグリスケット500倍希釈液散布区)の生育状況を比較検証した結果、試験区のものは根が長く、毛細根が密集しているのが観察された。
各区の根の長さは最長部で対照区が約15cmに対し、試験区は約37cmと対照区に対し2倍長いことが観察された。
また、玉の大きさを比較観察した結果、対照区は約3.5cmに対して、試験区は約1.5倍の約5.0cmの大きさだった。