アグリスケット成分分析値

・生体分析法による試料中のアミノ酸測定(日立高速液体クロマトグラフHPLC分析システム)試料中の夾雑物を高速遠心分離機にて固液分離し、上澄み液を0.2μmフィルター濾過し、分析を行なった。

成分名 アミノ酸略号 アグリスケット(mg/100ml) 類似品A(mg/100ml) 類似品B(mg/100ml)
グリシン Gly 218.5 1.94 0.45
タウリン Tau 137.6 38.29
アラニン Ala 29.5 2.96
アルギニン Arg 25.4 3.00 0.15
リシン Lys 20.3 - 0.72
アスパラギン酸 Asp 14.1 3.92 0.17
バリン Val 13.8 2.29 0.63
ロイシン Leu 13.1 3.21 0.68
チロシン Tyr 9.6 1.30 0.15
イソロイシン Ile 9.3 1.94 0.39
フェニルアラニン Phe 9.0 0.40
ホスホセリン P-Ser 8.4
メチオニン Met 6.9 0.52
トレオニン Thr 5.3 0.17
ヒスチジン His 5.3 1.54 0.14
α-アミノ酪酸 α-ABA 5.2
グルタミン酸 Glu 3.1 1.67 0.47
セリン Ser 2.9 1.55 0.66
ホスホエタノールアミン PEA 1.9
プロリン Pro 1.8 1.09 0.21
オルニチン Orn 1.1
アスパラギン AspNH2 1.0
シトルリン Cit 0.7
β-アラニン β-Ala 0.7
y-アミノ酪酸(ギャバ) G-ABA 0.5

特定アミノ酸の効果と働き

アラニン 糖度を高める
果実の着色向上
タウリン 解毒作用効果
色味(色・艶)の向上
グリシン 耐寒・耐霜性を高める
糖度を高める
メチオニン 生長ホルモンの作用を高める
根の生育促進
バリン ダニ類の禁避ホルモン蓄積
根の生長促進
フェニルアラニン 抗菌物質生成
スレオニン 生長促進 アスパラギン 食味の向上
セリン 糖や成熟ホルモンの蓄積
根の生長促進
リジン 生長に必須栄養素
食味の向上
ロイシン 着果(花)・葉の色を鮮やかにする
食味や色味の向上
グルタミン 酸抗菌性や耐寒性を高める
実・根の生育促進
イソロイシン 食味の向上 アルギニン 食味の向上
プロリン 耐寒性を高める
着果促進効果を高める
ヒスチジン 実・根の生育促進
着果(花)の向上に必須:アラニン,シスチン,ロイシン,プロリン
食味向上に必須:グリシン,リシン,アラニン,セリン,ロイシン,フェニルアラニン,バリン,アルギニン,プロリン
気候変動などの対候性向上に必須:グリシン,グルタミン酸,プロリン
成熟促進や品質向上に必須:タウリン,イソロイシン,プロリン,メチオニン,グルタミン酸,アスパラギン酸
生長促進に必須:アラニン,イソロイシン,リシン,フェニルアラニン,バリン,グルタミン酸

アグリスケットの使用上の注意

  • 農薬などの防除剤(消毒剤・殺菌剤類)や消石灰などとの併用は避けてください。
  • 直射日光や高温多湿を避け、冷暗所に保管してください。
  • 開封後は、なるべく早くご使用ください。
  • 希釈した液は、その日のうちにご使用ください。
  • 飲用不可につき保存法や場所に注意してください。
  • 用途以外には使用しないでください。

アグリスケットの仕様

肥料分析法(農林水産省農業環境技術研究所法)-1992年版-に基づき外部検査を実施

検査項目 結果 検出限界
窒素全量 0.3% 0.1%
リン酸全量(P2O6として) 0.1%未満 0.1%
加里全量(K2Oとして) 0.1%未満 0.1%
石灰全量(CaOとして) 0.1%未満 0.1%
苦土全量(MgOとして) 0.1%未満 0.1%
亜鉛全量 6mg/kg 1mg/kg
クロム全量 検出せず 0.5mg/kg
銅全量 0.1mg/kg以下 0.1mg/kg
ニッケル全量 検出せず 0.5mg/kg
カドミウム全量 検出せず 0.5mg/kg
鉛全量 検出せず 1mg/kg
ヒ素全量 検出せず 1mg/kg
総水銀 検出せず 0.01ppm
放射性セシウム(134) 2.2Bq/kg以下  
放射性セシウム(137) 2.2Bq/kg以下  
残留農薬・動物用医薬品一斉分析200項目 検出せず 0.01ppm